Lawrence Jordan
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某大手SPAにも勝る日本の巨大SPA「ユ○クロ」
そのセカンドラインとなる?「g.u.」とやらに行ってみた。
(そもそも大手有名ブランドが価格の差別化を図る為等にあるのがセカンドライン。
ユ○クロで価格の差別化って…大して変わらない気もするんだけど)
入ってすぐに見える、これ見よがしに積まれた990円デニムの山。。。
それに対抗して西友、イオンで800円代デニムを発表。
さらにそれを下回る600円台でドンキホーテがデニムを打ち出したらしい。
そんなの、もはや破れた時の為の駆け込み寺か保険だよね。
デニム界のデフレ…そのうち、無料配布になったりしないか不安。
頑張れリーバイスさんっ!!
ついでに最近考えてた事を1つ、2つほど…
最近、ファストファッションという言葉をよく聞く。
手軽に、気軽に(サイフにも優しく)ファッションを楽しもうということだが
純粋に楽しくない。
どこでも今話題に上がるのは製造小売系アパレルブランドなどの
ファストファッション業界だけれど、昨今のエコブームとは相反してるような。
(私は言うほどエコロジストでもないんだけれど)
一流、新鋭デザイナー、アーティスト、モデルとのコラボレーション。
低価格化への競争。量産されてもすぐ飽きたり、在庫過多で捨てられていく服達。
これじゃ使い捨ての軍手となんら変わらないじゃないの。
いや、むしろ軍手の方が大事に扱われてるぞ。佐川さんの軍手なんて
いつ見ても使い込まれてて大事にされてるぞ。
そもそもファッションって?
低価格化ばかりでは、ファッション自体の意味がなくなるんじゃないの。
安ければいいよってなるんじゃないの。
着れりゃなんでもいいよってなるんじゃないの。
こわいこわいよ、そうなったらさ。
低価格化の代償は私たちの身近にあるファッション市場にも影響あるわけで。
たとえばファッションビルなどに入っている
有名国内アパレルブランドとか、もろに影響受けてると思う。
(全部が全部じゃないと思うけど)
こないだ以前働いてたお店に遊びに行った時の事
今時期、レザーのブルゾンなんかもあるわけですが
驚いた事に合皮100%(!?)のブルゾンが1万円台で売っていたこと。
合皮を責めているんではなく、今までオリジナルのレザー商品は
本革しか扱っていなく、価格も4~5万円だったのに
そこまでして低価格にしなくてはならなくなった現状に驚いたわけです。
クオリティはファストファッション店とさほど変わらないような。
あとはネームバリュー分の金額としか思えません。
顧客離れが心配になりますね。
長年ついてきてくれるお客さんには子供だましとしか思えないよな。
ブランドのポリシーはどこに…
しかし、もはや定番と化したセレブブームの影響で
数年前に比べると、ブランド志向な女子が多いのも確か。
数十万もするBAGなんかを持っている若い子を当たり前のように目にする。
高級バッグ&カジュアルクローズは全然いいと思うんだけど
一流ブランド+ファストファッションは個人的にはあまり魅力を感じない。
JIMMY CHOO for ○&○とかもはや低コストで生産された
レザーの質も違う、全く別なジミーチュー。
そんなんだったら、完全ショップオリジナルでデザイン勝負な方が
まだ持つ気にもなるよ。
おしゃれを自由に楽しくするという昨今の現状が
ブランドの価値をさげてしまうのではないかと
安いと高いが混沌としたら怖いと、そう何となく不安に思ってしまったのでした。
MANOLO BLAHNIK for UNIQLOとか出たらやだなぁ~。
マノロはマノロ、ユニクロはユニクロでいいじゃないか。
でも、消費者主導型の今日、ブランドイメージだけで
商品を打ち出しても厳しいのかな。
そう考えると、SPA企業の戦略はうまいのかもなぁ。
CMとかおしゃれだし。VOUGEにまで広告出てるし。
手頃でシンプル、かつ良素材(重要)な量販物。
少しだけ値は張るけど長く着れる既製品。
高いけど孫の代まで着れるプレタポルテ。
世界に1着、自分だけの宝物ヴィンテージ。
それでいいじゃないかと思ったお話でした。